【ClipStudioEX(クリスタ)】デジタル漫画作業効率化の為の入門便利機能・設定5選紹介

ClipStudioEX公式ガイドブック

デジタルで本格的に漫画やイラストを描くようになって思うのが、デジタルというのは状況に応じた適切な機能や処理を知っていれば便利になるということです。

しかし一方で、適切な方法を知らないが故にアナログ的に力技で処理してしまい、その経験から「不便だけど困っていない」状態で時間を浪費している場合が多々あることです。

今回は入門レベルの機能・設定を中心に、私が知って特に作業効率が上がったものを5つ厳選して紹介します。

デジタルの機能は知らないどころか、思いつきすらしない場合があるので、ある程度ソフトを我流で使いこなしている人でも何か発見があるかもしれません。

さて、以下から紹介する機能・設定の話は「入門レベル」、もっと言うとこの本に載っているレベルの話になります。

ClipStudioEX公式ガイドブック
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少しだけ載っていないことも書いてあるのですが、基本的にはこの本に載っていたので公式的にも入門・基本機能だということです。

しかし、デジタルの恐ろしい点は、このような入門レベルの知識すら知らずに「ちょっと不便だけど描ける」という状態で時間を浪費している可能性があるということです。

かと言って、公式のサイトを見て初めから勉強するのは気が乗らないので放置してしまう、という人体デッサンにおける解剖学の勉強みたいなところがデジタルソフトにはあります。

そこで、今回は私自身が実際に知らなかった&実践して大幅に作業効率が上がった機能・設定に絞って紹介したいと思います。

取り消し(ctrl+z)回数の設定変更

まず最初に紹介するのが、取り消し(ctrl+z)コマンドの上限回数変更です。

取り消し(ctrl+z)コマンドというのは線の引き直しをはじめ、使う機会というのは非常に多いと思うのですが、その上限・定義が変更できるということを知っていますか?

これは私だけかもしれないのですが、取り消し連打で戻したい状況なのに、それ以上戻れずに困るという経験をしたことはないでしょうか?

そういう悩みを以下の簡単な設定一つで解決することが出来ます。

取り消し(ctrl+z)コマンドの上限回数変更
取り消し(ctrl+z)コマンドの上限回数変更

画像のように、「環境設定」の「パフォーマンス」タブから設定を行います。

私は「50回」にしていますが、取り合えず「100回」などにしても良いかもしれません。

尚、下のボックスではそこに入力されたミリ秒数内の動作を取り消し対象と設定できるようです。例えば「1000(ミリ秒=1秒)」と設定すれば、一回の取り消しで1秒間の動作が取り消されるようになるようです。

ちなみに、「取り戻し」は「ctrl+y」で行えます。

白抜き・黒抜き(白・黒フチ)に便利な「境界効果」

続いて紹介するのはレイヤーの「境界効果」設定です。

これを知った時の私の衝撃と、それまでの無駄な労力に対する後悔は相当なものでした。

「境界効果」の例は以下のようなものです。

文字等の白抜き・黒抜き(白・黒フチ)に便利
文字等の白抜き・黒抜き(白・黒フチ)に便利

要は、所謂白抜き・黒抜き(白黒フチ)が出来る機能だと大雑把に言えます。

そして、肝心の設定方法は「レイヤープロパティ」から行います。

これはレイヤーに対する設定なので、レイヤーさえ分けておけば後から設定することも可能です。

これを応用すれば、人物等のフチを抜くことはもちろん、柵などの背景も描けます。

ちなみに、この設定を知らなかった頃の私は書き文字を書いた後、わざわざそれを選択拡張&白色でフチを書いて、削って形を整えて合成……という非常にメンドクサイ作業をしていました。

知らなくてもゴリ押しで出来てしまうが故のロスです。これだけで大幅に作業効率が上がりました。

レイヤーのアイコンからの操作

これも「お前そんなことも知らなかったのか?」とか思われそうで恥ずかしいのですが、実際、私という一人の人間が知らなかったので紹介しておきます。

レイヤー関連の操作はアイコンから行うのが早くて便利です。

レイヤータブと同じメニューも開くことが出来る
レイヤータブと同じメニューも開くことが出来る
レイヤーパレットの各アイコンから操作できる
レイヤーパレットの各アイコンから操作できる

上に挙げた機能というのは、レイヤー操作の中でも特に多く使用する項目だと思います。

これは上部メニューバーの「レイヤー」から行うことも出来る操作ですので、いちいちそこから操作している初心者もいるのではないでしょうか。

少なくとも私はそうでした。

しかし、レイヤーパレットのアイコンから操作を行えば、手を動かす距離と時間を大幅に短くすることが出来るのです。

対称定規の利用

「対称定規」も忘れてはならない機能です。

これはその名の通り、対称となる軸を作ることの出来る定規になっています。

それで、左右対称のものを描くときに利用できるのはもちろんののですが、柄などを描くときにも利用することが出来ます。

「対称定規」の利用
「対称定規」の利用

仕上がった柄を素材登録すれば、ちょっと凝ったレースなどにも利用出来そうです。

そこら辺の応用は私もまだ試行錯誤中なのですが、少なくとも対称のものを描くために半分描いて、コピーして反転させて、またなぞってみたいな非効率なことはこれを利用すれば回避出来ます。

奇数の頂点(軸)も設定可能ですので、色々な可能性がありそうな機能です。

レイヤーテンプレートの登録

これは私自身はまだ漫画制作に導入していないのですが、イラスト制作には導入している機能です。

内容としては、「よく使うレイヤー構造」をテンプレート素材として登録・使用出来るというものです。

例えば、以下のようなレイヤー構造をデフォルトでよく使うとします。

よく使うレイヤー構造を登録することが出来る
よく使うレイヤー構造を登録することが出来る

レイヤーは絵を描く手順で逐次追加していくので別に初期設定のままでも描けるのですが、いちいちリネームをし直すのがメンドクサイですし、名前を付けなければどのレイヤーか迷うことが増えてしまい、イライラしがちです。

しかし、このレイヤーテンプレート機能は「レイヤーの名前」・「属性」まで登録出来てしまうので、非常に便利です。

以下の手順で、登録・使用できます。

「編集」→「素材登録」→「テンプレート」から登録
「編集」→「素材登録」→「テンプレート」から登録
登録先から素材としてドラッグ&ドロップで使用
登録先から素材としてドラッグ&ドロップで使用

もちろん、もっと細かく登録していけば状況に応じて必要なレイヤー構造を瞬時に呼び出すことが出来ます。

単純に「レイヤー追加&並び替え・属性変更&リネーム」の時間が毎度短縮できるので、特にレイヤー枚数が多くなるカラーイラストでは重宝する機能だと思います。

以上、私も偉そうに人に教えることの出来る立場の人間では無いのですが、デジタル作業に慣れてきてスピードが気になりだした人などは是非試してみて下さい。

では、さよなら。

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