(※2020/12/02追記)何故かこの記事が「ドレスコード」に関する検索で引っかかることが多くなっているようです。
結論から申し上げますと、「叙々苑にはドレスコードはないものの、店の雰囲気に合わせた振る舞いをしないと、店員に舐められて値段に見合うサービスを受けることが出来ない」という感想がこの記事の内容です。
もう2か月以上が過ぎてしまったことに驚きを隠せませんが、今年の新年早々、新年会兼私の退職祝い(無職祝い)で友人達と叙々苑に行ってきました。
あの頃はコロナも何も無かったのに……本当に宇宙っていうのは何が起こるか分かりませんね。
それはともかく、「叙々苑」って行ったことありますか?
サラダが美味しいとはよく聞くけれども、実際はそのサラダを食べたことがない、あの叙々苑です。
個人的には庶民と中流階級の袂を分かつ店だと思っていて、敷居が少し高いなぁと思っていたのですが、折角の記念すべき退職だということで、ばっこり奢ってもらいました。
目次
叙々苑游玄亭ホテルニューオータニ店へ
叙々苑とは縁が遠い、庶民ピーポーどもは知らないかもしれませんが(叙々苑マウント)、一口に「叙々苑」と言っても、その中でさらに落ち着いた路線の「游玄亭」と名の付く店舗が存在します。
ちなみに私達がお世話になった店舗は、公式サイトには「接待、商談」に適した店舗だと記載されていました。

そんなシックで高級感溢れる店に場違いと思われる、社会人になりたてのクソガキどもが押しかけました。
というのも、私と友人達を含めて人数が5人だったのですが、ああいう焼肉店というのは大体4人テーブルが基本ですので、それを超えてしまうと、自ずとこういう大テーブルがあるような店舗に場所が限られてきてしまう訳です。
決してそういう「シーン」が分からなかった訳ではないよ、と言い訳しておきます。
ちなみに、行く前に気になって「叙々苑 游玄亭 ドレスコード」で検索したのですが、叙々苑にはそういうドレスコードの類は一切ないようです。
確かに、特にここはホテルの中に入っている店舗なんだから、宿泊客とかがラフな格好で食べに来てもおかしくないよなと納得しました。
つまりは敷居が高いと感じてしまいますが、叙々苑というのは高級感路線のただの焼肉屋な訳です。
だから皆さん、パーカーとかメチャクチャラフな格好で是非、気軽に行ってみて下さい(^v^)
きっとかわいい給仕のお姉さんが笑ってくれてるはずですよ☆
お姉さんが紙エプロン付けてくれるって?
さっきから若干のディスが入っているのですが、
高い食事代に実質サービス料が含まれていますので、とても手厚く接客してもらえます。

おそらく社員であろうスーツをキメた男性達と、顔採用だと思われるアルバイトのかわいい(と私の感覚では思わなかった)お姉さんがニコニコと(ニヤニヤ?)対応してくれました。
ここで、驚くべきことに!
席についてじっとしていると、本来ならばお姉さんが紙エプロンを付けてくれるみたいです。
私達はあれやこれやとされるのは慣れておらず、ダチョウ倶楽部みたいになっていたので気づきませんでした。
友人の一人は付けてもらったようです。そしてこれを「いやいやww落ち着かないなあ」と思ってしまうのが庶民の私ということです。
ですので、皆さんはじっとして当たり前のように紙エプロンを付けて貰いましょう。
これが「格」です。
まあ、フレンチのフルコースなんかでは、むしろ自分であれこれやってしまう方がマナー違反ですしね。フランス人がナチュラルに差別的なのにも頷けます。
上級国民(飯塚幸三)は下級国民(奴隷)をこき使って当たり前!!
こう毅然と堂々とした態度で奴隷を僅かな銭でこき使うことが出来る、サイコパス共が日々会食をして、社会を牛耳っているわけです。
いざ実食、サラダの味は??
負け犬がほざいてますが、食べ物に罪はないです。社会が悪いです。
ところで私達の間には、私が強引に作った勝手なルールがあって、退職して無職になった暁にはいいものを奢ってもらうというルールがあります。
それに甘えて、今回は遠慮なく注文させてもらいました。
まずはやっぱりキムチ盛り合わせと憧れの叙々苑サラダです。

これで1500円です。安い白菜キムチなら3kgほど買えそうです。高級キムチです。

そして、憧れの叙々苑サラダです。
800円です。これは良心的なお値段(当社比)です。
量が少ないだろうと思っていたので、2皿注文しました。
実際、量は少ないです。画像だと分かりにくいのですが、ペロンとしたキュウリ数枚と、ザックリと切った大きな菜っ葉とレタス数枚分がサラダの全てです。
さて、気になるお味の方ですが……
感動するほどでもないですが、普通に美味しいです。
というか、この値段で不味いものが出てくるのはおかしいのですが、野菜の量が少ない分、葉っぱの表にも裏にもしっかりとドレッシングが付いていて、ゴマ油の香りが効いたドレッシングを堪能できました。
もしかすると、ドレッシングを絡ませるためにわざと野菜の量を減らしていたのかもしれません。
シャトーブリアンも食べました
憧れの叙々苑サラダを食べた時点で大方の目標を達成したような気にもなっていましたが、叙々苑は焼肉屋ですので、肉を食べてなんぼです。

値段は気にせず、高い肉をどんどん注文しました。
一皿4000円ぐらいです。流石、お花が添えられています。
その割に撮った写真が何の肉かいまいち思い出せないのですが、どの肉もおいしい肉でした。

私達は自分達で焼きましたが、言ったらお姉さんが焼いてくれたんでしょうか(笑)
そして、極めつけは何と言っても「シャトーブリアン」です。

叙々苑の肉では一番高いメニューで、15000円です。
これを食さずして、叙々苑で焼肉を食べたとは言えないでしょう。(シャトーブリアンマウント)
さて、人生初シャトーブリアンの味の方ですが……、
正直、「あれっ??」って感じでした。
脂がかなりきめ細かく入っているため、歯を入れるとクシュと全体がほどけて、肉というよりも上等な白身魚を食べているような気がしました。
肉の繊維質な感じが一切感じられないからかもしれません。
友人のうち誰かも「魚やな」と言ってたので、感性としては間違っていないはずです。
これが「正しい」シャトーブリアンなのかどうか、今までシャトーブリアン自体食べたことがなくて基準がないので分からないですが、これからはこれが私の基準になることは間違いないでしょう。
総括・感想
なんやかんやで食事を楽しみ、会計を告げると最後にお口直しのアイスとタブレット菓子が出てきました。

アイスの味は確か、抹茶か柚子か選べた気がしますが、忘れました。

……いや、1粒かい!!
大きめの袋に入ってたので数粒入ってると思っていたら、口直しは1粒です。
左右に分けて噛み砕くとして、2粒は欲しくないですか??
袋を小さくするか、粒を増やすかした方が良い気がします。
さて、叙々苑で好き放題食べて、最終金額はどうなったでしょうか。
こちらです↓

10万円、届きませんでした。
今回、皆で10万円は超えようという話だったのですが、残念ながら超えませんでした。序盤に様子見をせずに特選系で攻めておけば超えていたはずです。
何というか高いのは当然高いんですが、ばっこり食べてこの値段は案外安いのかなという印象です。
シャトーブリアンだけで3万円してますのでそれがなければもっと安いですし、一人当たりでは2万円に収まるぐらいなので、お酒と一緒に神戸牛とかブランド牛のステーキをコースで頼むのと同じぐらいです。
これをどう評価するかだと思います。
ただ、肝心の肉は当然ランクが高い良い肉を使っているのですが、値段の割には普通というかそんな印象を受けました。
恐らく、サービス料が占める割合が高いのではないかと思います。
その割には、いくら客がこんなだからと言って、それに見合うサービスはなかった気がしますが。
総括すると、「叙々苑」というお店は雰囲気やサービスで勝負しているお店だと思いました。(※しかし、場合によってはサービスは十分に受けることが出来ない)
ですので、私のように「食」を求めるのではなく、「雰囲気」を食べに行って下さい。
ちなみに、私はもう2度と自分からは利用したいとは思いません。
おそらく叙々苑は、上級国民(飯塚幸三)からすれば「牛角」みたいな店なんでしょうね。下級国民が背伸びしていく場所ではありません。
では、さよなら。