「バーム」ではなく、「バウム」
この記事では、兵庫県のドイツ菓子屋「カーベ・カイザー」のバウムクーヘンを食べた感想を書いていこうと思います。
目次
マツコの知らなかったバウムクーヘン
このバウムクーヘンですが、一時期ずっと入手が困難になっていました。
それは、2019年8月27日放送の「マツコの知らない世界」でこのバウムクーヘンが紹介されたからです。
この番組では、各ジャンルのマニアがその世界の魅力を伝えるべくマツコ・デラックスにプレゼンを行っていくのですが、中でも食べ物回のときはマツコの説得力に影響されてしまい多くの人が紹介された食べ物を食べたいと思うようです。
紹介された途端にアクセスが集中してサーバーがパンク、サイトが繋がらないということはよくあります。
かく言う私もまさにその一人で、放送の後にネットで注文しようとしてもネットでのお取り寄せが出来ない状態になっていました。
どうやら番組で紹介されてから多くの人が次々に注文するので、職人さんが一つ一つ手作りするのがキビシイ状況になっていたらしいです。
それでしばらく忘れていたのですが、今回ふとサイトを見てみると、一部商品を取り寄せすることが出来るようになっていたので注文しました。
実食
取り寄せたのは、バウムクーヘンクラシッククンスト(木箱入り)で、5940円(税込み)です。2020年3月8日時点では、これ以外のバウムクーヘンは取り寄せできない状態でした。

少々値段は張りますが、その分高級感があります。木箱はカッチカチのスベスベです。
贈答用に良い気がします。
こんなのを貰ってしまったら舞い上がりますね。くれた人は絶対センスの良い人です。

店のこだわりを書いた紙2枚の下から顔を現しましたが、まだ「穴」が見えません。

おおっ!
なんというか、この重厚感はバウムクーヘンの「王様」って感じがしないですか?
まさにリッチな王冠のようです。でも、これかぶって外に出たら変人です。
その重厚感は切るときから分かります。

見て下さい、このきれいな断面。
一体何層が詰まってるんでしょうか?
層同士の密度が高すぎて、中々切れません。まさにオークのようです。
これは、味のほうも期待せざるを得ないです。
食べた感想
歯を入れると、全ての層が全くばらけることなく噛み切れます。
しっとりした層がギュッと詰まっているんですよね。今まで食べてきた「バーム」クーヘンとは全く違う食感です。
そして、驚いたのはその味。
一言で表すなら、
「素材がメチャクチャ美味いのが判る。」
芳醇なバターの甘味がジュワっと溢れ、アーモンドの香ばしい香りが少し後でフワッときて、それらを卵の甘味が受け止めています。
素材が美味しいのが私にも判別できるというのは、造り方が適切かつ素材にも手を抜いてないということで素晴らしいことだと思います。
これはバウムクーヘンの王様です。
ちなみに、クッキーも美味しかったです。

「マツコの知らない世界」の中でも言っておられたのですが、原材料へのこだわりというのを職人の大隅さんは持っているようです。
食べた私の感想と、その味が職人の意図通りになっているっていうのはすごくないですか??
これには感動しました。私もそういう風に作品を作ってみたいものです。
そんな「バーム」ではない「バウムクーヘン」、こちらの公式サイトで注文できます。
良かったら是非。
では、さよなら。