遂に行ってきました。ウサギ島。(※3月に行きました)
ウサギ島といえば、「大久野島」。「大久野島」といえば、ウサギ島。
ウサギ好きにとって、いや、そうでない人にとっても、大久野島は地上の楽園に違いないです。そこは廃れた現代社会に湧くオアシスでした。
目次
大久野島への行き方
大久野島は広島県竹原市にある島です。

ですので、必ず船(フェリー)に乗る必要があります。ルートは以下4つです。
①広島県竹原市忠海にある「忠海港」からフェリーに乗る
②愛媛県今治市上浦町盛(大三島)にある「盛港」からフェリーに乗る
③広島県竹原市三原にある「三原港」から高速船(ラビットライン)に乗る
④広島県竹原市「竹原港」から船に乗る(「うさぎの想い出航路」)
最も一般的なアクセス方法は①だと思います。
私も今回は①のルートを利用しました。
②は、本州からではなく四国側からアクセスする際、特にしまなみ海道を上っている場合利用するのが便利です。
③のルートは①より便利なルートで、JR三原駅からJR忠海駅に行くことなく、そのまま大久野島に行けるのですが、土日祝限定の運行に加え、コロナ流行に伴い運休となっています(2020年4月18日現在)。公式サイトで運行情報を確認してください。
④のルートは2019年12月14日に就航した新しいルートで、大久野島を観光した後、竹原の街を観光できるという魅力的なルートなのですが、こちらもコロナ流行に伴い運休となっています(2020年4月18日現在)。こちらのサイトで運行情報を確認してください。
「忠海港」からフェリーで「大久野島」へ
という訳で、忠海港から大久野島へ向かいます。
JR三原駅で呉線に乗り換え、JR忠海駅で下車します。
JR三原駅は新幹線が止まりますが、「こだま」しか止まりませんので注意してください。

忠海駅では早速、オーソドックスな白ウサギがお出迎えです。
これは期待です。
駅を出て右の方へ進んでいくと、5分ほどで忠海港へ着きます。

まずは、フェリーのチケットを購入し、船を待ちます。
船は20分~1時間間隔ぐらいで来ます。(時刻表はこちら)

時間が近づいてきたら待機列に並び、チケットを見せて乗り込みます。

いざ、ウサギ島へ!!
大久野島に上陸
フェリーに15分ぐらい乗ってると島に着きます。

大久野島に上陸すると、早速ウサギがいてビックリしました。

こんな感じでそこら中にウサギがいて、エサを求めて観光客に駆け寄ってきます。
「ウサギ島」だから当然なんですが、まさかここまでウサギ密度が高いとは……。
世界でもここぐらいなのでは??
ウサギ過密警報。まさに地上の楽園です。
ただ、ウサギと今すぐ戯れたい気持ちは抑え、まずは腹ごしらえするために、島唯一の宿泊施設「休暇村」へと向かいます。
シャトルバスが出てるので、10分歩きたくない場合はそれに乗りましょう。

お、箱座りウサギ発見。
休暇村近くにも多くのウサギが集まっています。
レストランの開店まで微妙に時間が空いたので、少しだけウサギと戯れます。

……あれ??
しつこく差し出せば食べてくれるものの、イマイチ食いつきが良くありません。
なんでだ??
こっちはお腹ペコペコなのに。
……というわけで、とりあえずランチです。

三原の辺りはタコが有名ですので、「タコよくばり定食」を頼みました。
タコがコリコリしていて美味しかったです。
……小学生並の感想しかでてこないっすね(^^;
後はウサギと戯れて癒されるだけ
後は島内のウサギと戯れて癒されるだけです。
写真も撮りまくりましょう。
そのために、エサでウサギを釣ります。
ウサギが釣れるのは世界でもここぐらいでしょう。

ここで、2つポイントがあります。
1つ目は、生野菜を持っていくこと。
生野菜、特に葉っぱはウサギの食いつきがいいです。
しかし、生野菜は島内に売っていないので、自分で持ち込むかフェリーに乗る前にコンビニで買うしかありません。
一方で、ペレットは島内にも売っているのですが、ウサギの反応が悪いです。
本当に露骨に反応が違います。
ある子供がそれに気付いて、「生野菜の方が良い」と駄々をこねていました。お母さんお父さん、注意です。
それにペレットと違い、自分を向かせて長い間咀嚼させることが出来るので、自ずとシャッターチャンスが増えます。
私は、4時間ほどの滞在で、キャベツ4分の1玉ぐらいを持っていきました。その量で少しあげ足りないが、特に不足しているほどでもありませんでした。
キャベツは千切ることでサイズの調整もできますので、オススメです。
2つ目は、人が少ない場所のウサギを狙うこと。
休暇村付近や、船乗り場前の人通りが多い場所のウサギは、全般的にあまりエサに対する執着が薄いです。(もちろん個体差はあります。)

おそらく、エサにありつける確率が高いため、あまりお腹が空いていないウサギが多いのでしょう。

こんな風に、残されたりもします。
一方で、山の中など道に面していない、人通りが少ない場所のウサギはエサに対する食いつきが強いです。

ガサガサという音に反応して、どこからかウサギ達が駆けつけてきます。
必死なんです。貪欲にエサを求めてきます。

私達は近くにウサギを留めておきたいので、エサを離そうとしないのですが、ウサギ的にはエサを独り占めしたいので、引っ張って強奪しようとしてきます。

立ち上がったり、膝に乗ってきたり、ともかくウサギ達は積極的です。
お腹が空いたウサギはサービスがいいです。
次のポイントに行きたくても、ついついエサをあげてしまいます。

エサをあげるのに疲れたら、休憩。
色んなウサギを観察しているだけで癒されます。

皆さんも是非、生野菜でウサギを釣って癒されて下さい。
感想
念願のウサギ島に行けて、とても嬉しかったです。予想よりもたくさんのウサギがいて、歩けばウサギに当たるという感じでした。
ウサギと戯れることは十分できたので言うことなしに満足です。
しかし時間の関係上、あまり長く滞在せず島内も見回っていません。
この大久野島は、戦時中毒ガス製造を行っていた島でもあり、そういった負の側面もあるのですが、それはあまり紹介できませんでした。

死の遺産(戦争)と生の営み(ウサギ)が同じ場所にあるというのは、奇妙な巡りあわせのように思います。
また、このウサギ島では宿泊することもできます。
ウサギは薄明薄暮性の動物なので、泊まってみたら、違う景色が見られたかもしれません。
海水浴場もあるので、夏に泊まるのも良さげですね。釣りやキャンプもできるので、一日飽きなさそうです。


帰りにはお土産を大量に買いました。
意外とイチジクジャムがキチンと作られていて美味しかったです。
コロナが落ち着き次第、行ってみて下さい。(私が行ったのは3月です。)
では、さよなら。