初めての持ち込み後の創作活動と職業としての「漫画家」を目指す苦悩【漫画家志望】

最近描いたイラスト

(※アイキャッチ画像はさっき息抜きに書いたイラストです。)

ちょうど1年ぐらい前でしょうか。

私は「集英社に就活で落とされたので持ち込みに行った話」という記事を書きました。

それ以来、私は自身の創作活動についての話を記事にすることがありませんでした。

しかし最近、自分の中で将来への不安と絶望と、微かな希望が入り混じった感情が激しく渦巻いているので、その事情を記事にすることにしました。

初めての持ち込み後の創作活動

私自身も忘れがちなのですが、このサイトは元々「私の創作(自己表現)を見てくれる人を増やす」という目的で立ち上げたサイトです。

それで色々なタイプの記事も実験的に書いてみたのですが、結局私のサイトで一番アクセス数があるのは「集英社に就活で落とされたので持ち込みに行った話」という記事のようです。

それも「就活」というワードより「持ち込み」というワードで漫画家志望らしき人が多く見に来て下さっているようです。

ありがとうございます。

集英社の1次面接で落とされた思い出の場所「学士会館」
集英社の1次面接で落とされた思い出の場所「学士会館」

しかし、そういうサイトであるにも関わらず、私が初めて持ち込んだ『空』はおろかイラストすらも殆ど挙げていないので、ガッカリして帰る人が多いということも同時に分かっています(笑?)

折角私に僅かでも興味を持ってくださったのに、そのチャンスと気持ちを簡単に踏みにじってしまう自分が嫌になります。

申し訳ございません。

それに関連して、実は最初に持ち込んだ『空』に関して言えば、その詳細と反省記事というのは既に完成していて後は投稿するだけなのですが、この投稿するタイミングというのがずっと先延ばしされているのです。

また、他にも何本か書いた作品があって、それらを掲載・反省するということも可能な状態です。

それでも創作ジャンルの記事を中々上げないのは、「私の中で区切りが付いていないから」という極々個人的でくだらない理由があるからなのです。

大げさな表現をすると、私はまだ自分で「漫画家志望」と名乗っていいものなのかと悩んでいるのです。

「漫画家」という仕事で生計を立てていこうと挑戦している他の人間に比べて、圧倒的に能力も、努力も、覚悟も足りていないような気がするのです。

一度きりの人生にも関わらず、いやだからこそ、勝負に踏み切れていない自分がいます。

それで、本記事ではその初めての持ち込み後に私がどのような創作活動を行っていたのかという話と最近考えていることを書きます。

というのも初めての持ち込みを機に創作活動というものを本格的に始めてから、自分の中で色んな感情と考えが渦巻いているのです。

初めての持ち込みから一体何年経った?成果は?

最近、私が一番不安に感じていることは「始めるのが遅かった」ということです。

人間、何事も始めるのに遅すぎることは無いですが、間に合わないことはあります。

「年齢」という不可避のボーダーラインが目に見えて迫ってきていて、正直焦っています。

というのも、私が初めて漫画を描いたのは就活の際にやけくそで持ち込んだ時で、それは2017年の7月……恐ろしい。実にもう4年が経とうとしている訳です。

集英社ビル
初めての持ち込みからもう4年も経ったの!?

その約4年間、途中には長編小説を書いて賞に出してみたり、社会人として働いてみたりという期間はあったのですが、基本的には「創作」及び「漫画」というものに自分なりにキチンと向き合ってきたつもりです。

その成果あって、自分の中では「創作」に関する能力も順調に伸びている感覚もあるのですが、如何せん時間が足りません。

結局、私がこの4年間に完成させた作品のページ数と製作期間は以下でした。

1作目(33ページ):約1ヶ月

2作目(27ページ):約2か月←余りにもお粗末なためお蔵入り

3作目(16ページ):約2週間←余りにもお粗末なためお蔵入り

4作目(31ページ):約2年←社会人になった直後に製作開始(完成前に退職)

5作目(21ページ):約6か月←フルデジタル化

6作目(56ページ):ネームのみ完成。ネーム制作期間は1週間

7作目(116ページ):約7カ月←初めての同人制作

これを他人がどう捉えるのかは分からないですが、自分の中では作品ごとに目標やテーマを設定していて、一応それはクリアしてきているという感覚です。

しかし、私の感覚では「漫画家志望」と名乗るだけの実力に達するのにすら、後2年ぐらいは少なくとも必要だと思っています。

私が当面の目標にしている質・量(1p/ 3h)にはまだまだ到達しそうにありません。

そして、後2年ぐらいは「質・量」共に練習を積まなければ、果たしてこの先勝負できるかどうかすらも判断できない。そういう感覚が自分の中にあります。

それはそれだけ素直に今も能力が伸びているという裏返しではあるのですが、多くの漫画家志望者が中・高(・大/専門)と積み上げている時間が私には無かったという事実は確実にあります。

せめて大学在学中から「創作」及び「自分」というものに向かい合っていれば今の状況はもう少し良かっただろうと気が付けば後悔ばかりしています。

今になって、ドブに捨てた大学5年間は余りにも大きいです。

鬱になってる場合ではありませんでした。

ただ、いくら過去を嘆いても現実は現実です。

今から更に2年間「創作」に打ち込むとして、私はその時「28歳」です。

まだギリギリ20代であるものの、そろそろ就職も難しくなってきます。漫画家としても若手ではありません。

その時上手くいかないと分かったらどうするのか。趣味として切り替えるのか。

しかし、創作というスポーツと似た面があるもので、旬を見過ごして後でやるという訳にはいかないのです。描きたいものはいつ描くのか。諦めるのか。

まだ粘ってみるのか、それとも描いて死ぬのか。

今の調子では、こういう判断を遅かれ早かれ迫られるのだろうと不安になっています。

職業としての「漫画家」を目指す苦悩

そもそも、私が「漫画家志望」であるとハッキリと言えないのは、私は本当に「漫画家」になりたいのか?と自問していることもあります。

「漫画家」というと、それは商業雑誌での連載を抱える作家というのをイメージしていますが、要はビジネスとして成立するだけの「漫画」をコンスタントに描ける人間であって、それには並外れた才能とバランス感覚、そして覚悟が必要になります。

そして、そのようなものを私は持ち合わせていない気がするのです。少なくとも私は天才ではありません。

それに、私には人としての根本的な生命力が抜けている気がします。

例えば、大金持ちになりたいとか、有名になって顕示欲を満たしたい・認められたい・褒められたいとか、絵を描いて生活していきたいとか……、そういうギトギトした人間の「生きる力」が私からすっぽり抜け落ちているのです。

(※ただ、私の作品を客観的に見たときに結構いい事を言ってるので、多くの人に見て欲しいし、見られるべきだとは思っているのですが。)

私が漫画を描いている動機(モチベーション)というのは「表現したいことがある」ということだけで、なんなら内容によっては漫画という形式でなくとも良いと思っています。

だから、「漫画家」という職業を漠然と目指しているとは言うものの、それをやっている自分のビジョンが全く見えないし、思い描けないのです。

本当は、私の理想というのは厳密に言うと「漫画家」では無いのだろうと思ったりします。

私の理想とは、自分の頭の中を説いて(表現して)、それに感化された人間がお布施をして、それで日銭を稼いで生きていくという、ある意味では坊主のような生き方をしたいのだろうと思います。

物欲があまり無いのです。

最近は、絵を描いて・文章を書くという繰り返しで、それで満足です。

私が欲しい「物(金)」というのは必要最低限のものぐらいで、別に良い服も車も腕時計も、高い飯も要らないのです。本やゲームすらも最近は買わないですね。何なら、女も友達も要らないかもしれないです。

ただ、ジムとJSPORTSに加入するお金ぐらいは余計に欲しいかもしれない(笑)

だからこそ、社会人生活が続かなかったというのもあります。

ただし、私も醜い人間の一匹である以上何かを求めていることには変わりなく、恐らく「物」ではなく「心」が誰よりも欲しいのだと考えます。

それは見方によっては一番強欲だと言えます。

そういう意味では、やはり私も「漫画家」になりたいのかもしれません。

初めての同人制作・販売

以上のような自問自体は昔から繰り返していたのですが、こういう記事として改めて書きたくなるまでに心境の変化があったのは、初めて同人制作・販売を行った事が大きいです。

実は、私は別名義で同人制作・販売を行いました。

これは当初から計画していたものではなく、ほんの息抜きに始めたことを勢いそのまま形にしてしまったという経緯もあったのですが、思いの外収穫が多くて、結果的には大正解でした。

何より、拙い作品でもとりあえず形にして販売してみて、少ない部数ではあるけれども手に取って頂けたという経験が出来たのは良かったです。

また、それに伴いFANBOXなどにも触れてみて、そういうパトロンサイトで金銭を得るというのはどういう構造になっているのかということも大体分かりました。

それで何と言うか……こういう形の生き方もあるのかもしれないなと思ったのが、最近余計に頭を悩ましているきっかけになっています。

所謂「同人作家」という地位ですが、あくまで趣味の延長として創作・及びファンサービスを行っていく生き方です。

この選択をすれば、一握りの最上位サークルにはなれなくとも、適度に働いて生活費を稼ぎながら創作活動で小遣い程度の収入を得つつ作品制作に打ち込むことが出来ます。

また、何かの間違いでファンが多くつけば、それだけで生活することも可能になるので夢があります。商業の方からも声がかかるかもしれません。

しかし、このような生き方を選択するのにも私の創作能力が不足しているという現実は依然あるのですが、それは抜きにしても、やはり将来への不安が別の形で付き纏います。

『○○』という作品を連載していますとも言えない、正社員としての職歴も積み上げていない、技術も中途半端な人間が作品を心身の問題で描けなくなった場合、一体どうするんだと思います。

それにファン商売である以上、飽きられてしまえばそれで終わりですし、ファンが望む方向性と違う作品を描くのは中々難しくなってきます。それで初心を忘れてしまっては意味が無いです。

法律や販売サイトが変わってしまって、プラットフォームそのものがなくなってしまう可能性もあります。

まぁ、自営業というのは全てそういうものなのですが。

自分でリスクを取るから、その分好きに出来るのです。YouTuberとかと一緒です。

それで、私はジムに欠かさず通っているというのはあります。健康でないと、働くことも出来ません。

会社勤めの数少ないメリットはそういう部分を心配しなくてよい事にあります。

……ともかく、今はこういう余計な事は考えずに自分の能力向上に努めるしかないのですが、最近はどうもこういう暗い事ばかり考えてしまいます。

私もまだまだ物欲が捨てられていないということなんでしょうね。

そして最後に、今年は今までの反省を踏まえて読み切り作品の集大成を完成させたいと思っています。それでまた、持ち込みに行きたいと考えています。

それを編集者達に見せて、その反応で今後の方針をまた決めたいと思います。

それが完成したら、自分の中でも一区切りがついて創作ジャンルの記事も増えるのではないかと思います。まぁ悲しい記事が増えているかもですが……、気長に待って下さい。

では、さよなら。

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